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■バイオアクティブズジャパン株式会社 > アーユルヴェーダの歴史

アーユルヴェーダの歴史

 アーユルヴェーダは5,000年以上の歴史を持つインド伝承医学です。インドの古語であるサンスクリット語で「生気・生命」の意味を持つアーユスと、「知識」の意味を持つヴェーダという二つの言葉から成っていて、「生命の科学」や「生活の知恵」という意味を持ちます。古代インドの賢者たちの霊的な知識とその宇宙意識が基盤となって、統合的な医療体系を形成しています。これらは何千年もの間、その師匠から弟子へと受け継がれ、紀元前5~6世紀頃にはサンスクリット語にてアーユルヴェーダの原典が記されました。その後現在に至るまで、アーユルヴェーダは貧富の差を問わずインドや東南アジアの人々に親しまれてきました。

 アーユルヴェーダが大事にするのは、病気の予防、身体機能の活性化を通して、私たちがいかに健やかに生きるかということです。ひとつの病気を治すということにとどまらず、身体の生理的なプロセスや情緒などの内的な要因、そして食事や気候、職業などの外的な要因をすべて包括して自分を観察し、それらを調和して潜在的な能力を十分に発揮し、一人ひとりに合った生活を送ることに重きを置きます。

 このような、西洋医学とは異なる概念を持つため、インドにおいてアーユルヴェーダ医は患者に対し、天然のハーブを使った診療を行うと同時に、日々の生活スタイルに関する指導も行います。アーユルヴェーダは、宇宙知性(マハット)と調和した生活を目指しています。心と身体は相対するものではなく、一体のものです。五感で感じたものから生じる内的なエネルギーの広がりに気付くことこそが、真の意識というものです。このようなアーユルヴェーダの哲学は、私たちの存在が、自然や宇宙と一体であることを教えてくれます。

 アーユルヴェーダでは、健康の要は消化にあると考えます。きちんとした消化があってこそ、私たちの身体は栄養を吸収できるのです。医食同源という考えはアーユルヴェーダでも同様です。しかし、注目すべきなのはアーユルヴェーダでは、食と栄養とは2つの捉え方があるとしています。その1つは、普段私たちがしているように食べ物を摂取し、消化・吸収する過程です。このプロセスにおいては、消化器官が重要な役割を果たします。そして2つ目が、心の栄養です。私たちが見る・聞く・味わう・嗅ぐ・感じる・考えることというのは全て、心の健康を保つのに大きな影響を与える要因となります。ストレスが私たちの心身の健康状態に大きく影響することと同様です。アーユルヴェーダでは3つの要素のバランスが心身の健康を維持していると考えます。この要素をトリドーシャ(3つのドーシャ)と呼び、それぞれヴァータ(風のエネルギー)、ピッタ(火のエネルギー)、カパ(水のエネルギー)とします。個人差を重視するアーユルヴェーダでは、この3つのドーシャのバランスは個々人で異なり、病気とはこのドーシャバランスが崩れる結果起こることと定義しています。時間、季節や食べ物にも、いずれかのドーシャを優勢にするものがそれぞれ存在するため、私たちは日々、この世界に存在するすべての事象に影響を受けていることになります。アーユルヴェーダがホリスティック医学と呼ばれるのは、このような世界観を基本とするためです。

 各人のドーシャバランスが異なることからも明らかなように、人はそれぞれがユニークな存在です。そのため、アーユルヴェーダ医によるハーブの処方、毎日の生活に対する指導も、その人その人の心と体の状態、その人を形成してきた環境などすべてを考慮して施されることになります。現代科学ではDNAが人それぞれ異なることが分かっていますが、アーユルヴェーダでは何千年も前から、それを前提としています。個人に合った食べ物、ライフスタイル、あるいは社会との関わり方や人間関係にいたるまで全てを踏まえ、それらがより良くなるよう実践することで、その人らしい生き方、健康的な毎日が送れると考えます。

 心と身体は一体のものですので、どちらかが欠けた健康というものはありえません。アーユルヴェーダの診断では、病気の診断とともに病人の診断を行います。病人の診断とはつまり、ドーシャのアンバランス、アーマ(未消化物)の蓄積の具合、アグニ(消化と代謝の火)の状態を評価しながら、治療へ役立てることを意味します。このように肉体、五感、精神、真我の複合体が生命であるという包括的なとらえ方こそが、アーユルヴェーダといえるのです。

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