ガルシニアカンボジアはオトギリソウ科フクギ属の常緑樹であり、西インドのカルナタカからケララにいたる森林や、ニルギリの高度6,000ftにも及ぶ地域で生息しています。その他、東南アジア、西・中央アフリカ、オーストラリア、ポリネシアなどにも見られます。果実・果皮には酸味成分が含まれており、アーユルヴェーダ医学では、この香りは体内の消化を促すとされ、下剤など腸の働きを整える目的でも処方されてきました。また、赤痢の治療にも使われてきました。果皮の煎じ汁はリウマチにもよいとされています。
果実には、20~30%ほどの(-)-ヒドロキシクエン酸(HCA)が含まれています。(-)-ヒドロキシクエン酸(HCA)はガルシニアカンボジアの果皮に含まれる成分で、特有の酸味を持ちます。細胞中のクエン酸からアセチルCoAが生成される時、反応を触媒する酵素であるATPクエン酸リアーゼという酵素が関与しますが、HCAの摂取によりこの酵素の働きを阻害し、クエン酸からの脂肪合成を抑制します。これにより、体脂肪の蓄積が抑制されることになります。さらにはグルコースからのグリコーゲン生成量が高まり、血中グルコース濃度が安定し、空腹感が抑制されます。
肥満患者に対する臨床試験により、ガルシニアの摂取により、体重の減少、脂質プロファイルを向上させたことが分かっています。
バイオアクティブズジャパンでは、インド産のガルシニアの果実より抽出したエキス末を扱っており、HCA50%品、65%品(カルシウム塩)で規格しています。

ガルシニアカンボジアエキス


- 学名
- Garcinia cambogia
- 有効成分
- ヒドロキシクエン酸
- 規格
- ヒドロキシクエン酸
50%, 65% - 由来原料
- カルシニアカンボジア/実
- 原産国/製造国
- インド
- 荷姿
- 1kg、5㎏、25kg
- 特性
- 食欲抑制
- 形状
- パウダータイプ