ルテイン安定性試験(BAJ自社データ)
ルテインは熱や光に弱く、比較的安定しているソフトエキス品以外にパウダー品を使用した場合、規格成分がどのように減退するのかよく問い合わせをいただきます。 今回、製造初動時にかかる負荷によって、どの程度含有成分が変化するか検証しました。パウダー2製品を異なるpH域で、熱処理時間ごとの変化をグラフ化しました。
1. ルテインエキスパウダー20%(フリー体)(アキサンチン4%) 粉 末:100℃加熱(オーブン) 0-30分間 酸性溶液:20.6% 溶液、pH 3.99(リン酸)、1%乳化剤(ポリソルベート80)、 100℃ 加熱 0-30分間。 中心温度100℃を達成するまでの時間:5分。
中性溶液:20.9% 溶液、pH 7.00 、1%乳化剤(ポリソルベート80) 100℃ 加熱 0-30分間。 中心温度100℃を達成するまでの時間:5分。
2. ルテインエキス5%(CWD)パウダー(水分散タイプ) 粉 末:100℃加熱(オーブン) 0-30分間 酸性溶液:15.3% 溶液、pH 3.99(リン酸)、1%乳化剤(ポリソルベート80) 、 100℃ 加熱 0-30分間。 中心温度100℃を達成するまでの時間:5分。
中性溶液:16.8% 溶液、pH 7.00 、1%乳化剤(ポリソルベート80) 100℃ 加熱 0-30分間。 中心温度100℃を達成するまでの時間:5分。
*加熱前(0分)ルテイン(L)又はルテイン+ゼアキサンチン(L+Z)を100%とする(自社測定データ)。 *製品化後の保管期間中の有効成分値については、商品設計、 最終形態、包装形態、保管方法等、諸条件が異なるため、別途検証が必要となります。
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